ボードゲームのミニチュア塗装、下地について | ミニチュア塗装 / 1回目

ここ最近、ミニチュアで遊ぶボードゲームがなんとも面白そうだなーと思っているのですが、前回、ミニチュア塗装について書こうとしたら ポエム ができてしまったので、今回は改めて、調べたことについて書いていこうと思います。

ちなみに、気になっているゲームはこういうの。
古代エジプトのクリーチャーやら、ファンタジーの魔物やら、ミニチュアが賑やかで楽しそう。

  • Kemet: Blood and Sand
  • Sword & Sorcery
  • Dungeons & Dragons: Board Game

私はお絵かきデッサン、絵の具鉛筆その他もろもろぜんぶお手上げという生粋の美術音痴なのですが。
こういうゲームで遊びたいとなると、やっぱり、カラフルなミニチュアがいいなー、と思ってしまいます。

いくつか買い付けてしまったから、もういっそ、これを機に生まれ変わって、できるところまでやってみよう。と思い至りました。

ものすごく見栄えがしないのは覚悟のうえで、それでも、なにかしら色が付着していれば。
そしてそれが、自分自身の手によって成されたということであれば。
きっと、きっと、それでも、結構楽しめちゃうんじゃないかと。

その出目に、賭けています。
いえ、その一点に賭けるよりほか、私ができることはありません。

そういうわけで、じゃあまずは道具を揃えましょうという段になり色々調べてみました。

して、調べたところ、どうやら、色を塗る前に下地を作る必要があるということが分かってきました。

なので、今回はまずはその、ボードゲームミニチュア塗装の下地作りについて、観点を整理しておこうと思います。


⚀⚁

1. 下地とは

ミニチュアの表面にいきなり塗料で色を塗ると、

  • 素材がプラスチックだからうまく塗れない
  • ミニチュアのプラスチックの色が影響してしまって発色がおかしくなる

など、不都合があるみたいです。

なので、いきなり色を塗る前に、準備として、ミニチュアを黒、グレー、白などの色の下地材でコーティングしてあげる必要がある、と。

なるほどなるほど、基礎工事的なことなんだ。

2. やりかた

いろいろな資料(本、WEB)で知識を得たので、自分なりにそれらを咀嚼した要点を書いてみます。

1. ミニチュア表面の処理

下地材が良くのるように、まずは、ミニチュアの表面を、ごく微細な荒目にする必要があるようです。

  1. クレンザー(もしかしたら、より粒子の細かいピカールなどでも良いかも)を歯ブラシに付けてミニチュアの表面をこする
  2. 中性洗剤で付着しているクレンザーや皮脂などの微細な汚れを落とす

2. 下地材 = プライマー / サーフェイサー 

下地材には2種類あるようです。

  • プライマー
  • サーフェイサー 

厳密にはこの順番でミニチュアにスプレーすることで下地とすることができるのですが、この2つを1つでできるサーフェイサープライマー、プライマー入りサーフェイサーを使うのが良さそうです。特にデメリットはないようです。

いろいろなメーカーから流通があるようですが、いくつか比較の情報を見た感じでは、タミヤのものが良さそうでした。
ボードゲームのミニチュアは基本的にレジン製(具体的な材質はあまり分からなかった。ものによって違う可能性もあり。)なのですが、タミヤのものは、問題なく使用できるそうです。

タミヤのスプレー缶タイプのものはアクリル系の溶剤を使っているらしく、上にアクリル系塗料を塗ると下地が溶ける可能性があるとの情報がありましたが、タミヤファインサーフェイサーのうえにシタデルカラー(アクリル系水性塗料。※ War Hummer のミニチュアを塗るために開発された、ミニチュア塗装にすごく適した塗料のようです)を塗って、問題なくとても格好良くミニチュアを塗装されていた方がいらっしゃったので、大丈夫じゃないかしらと思っています。

また、参考にしている書籍にも、水性アクリル絵の具の下地材にタミヤのサーフェイサープライマーを使用することがあると記載がありました。

私も塗り剤には水性アクリル絵の具(キャンバスに絵を書くやつ、一般的なもの)をまずはやってみようと思っているので、この点、本当に問題ないか、やってみたらまた共有できればと思います。

3. サーフェイサープライマーの吹き付け

上に塗る色によって、黒、グレー、白、のどれがより発色に良いか、相性があるようですが、部位ごとに色々な色を塗っていくことを考えると、私はまずは、下地は中間的なグレーでやってみようと思っています。
部位ごとにスプレー(や筆)で塗り分けるのは私にはむずかしいかなと。

また、光が差している方向から白い下地材を軽く重ね吹きして、下地の段階でグラデーションを作っておくと、色をのせたときに立体感を得られるという情報が複数挙がっていたので、試してみようと思います。
アクリル画の本にも、グリザイユ画法なる、光の辺り具合を黒、グレー、白のグラデーションで、下地の段階で作り込んでおく技法が紹介されていました。
なお、色の塗り分けで自分の意思で明暗を作るのは、私にはとてもできなさそうでした。絵画的思考、技術が必要そうです。


⚀⚁

ここまで、一週間ほどかけて調べた現時点での知識を記載しました。
調べてみて分かったことは、

  • 下地をしっかりとミニチュアに結着させるための基礎工事が大切
  • 下地で明暗を作っておくと私のミニチュアも少しは立体感を得られそう

ということでした。
まずはこの方向でやってみようと思います。

やってみて、なにか学べましたらまた共有しますね。

では、今回はこんなところで。

このブログの人気の投稿

おもちゃ、幸せの記憶、いつかの再訪

TIKAL / ティカル (Super Meeple版) | 2人(家族で) / 2回目

ル・アーブル | 2人(家族で) / 1回目